掲載機の概要と製作雑記 



旧日本帝国海軍機
零式水上観測機 11型 (F1M2)



データ

エンジン 瑞星13型

離昇出力 800馬力 ×1

最大速度/高度 370Km/−−−−

航続距離/時速 740Km/−−−Km

乗  員 2 名
タミヤ社製 1/50



      作 記 <プロローグ>

 この冬は寒い上に雪も降った。小生の部屋は北東角、いわゆる鬼門に当たる場所にある。妙なものだ21世紀の世に話題が鬼門である。鉄腕アトムに笑われてしまう。



 従って非常に寒い、故に「電気ストーブ『ガンガン』って感じ」(若い人風に)でもね足元は冷たい、そういう状況下での塗装は辛く厳しい、できることならナンダカンダ言い訳してサボりたい、学生でもないのに何かと口実を探す自分に苦笑する。




 今回のキットはいわゆる“ゼロ観”零式水上観測機11型(F1M2)、以前零戦52型の項でも述べたがうるさいことを言えば“零観”である。



 まあ〜どっちでも好きな言い方で構わない、小生は霊感が無いので“ゼロ観”で行く、あしからず。さてこの飛行機、模型を作ると同時にエピソードを調べるととても面白い、うきうきしてくる、痛快である。反面考え込んでしまう。




 ココでは、こと細かく取り上げないが冬の寒い午後、ストーブのそばに好きなウイスキーとチーズでも置いていろいろ読むのもいいと思うよ。



 小生は湯豆腐にお酒、斜向いが豆腐屋さんだから。これ以上料理の話をするとボイジャー状態になって“ゼロ観”の話ができなくなる。




 見ての通り、複葉羽布張りのフロート機、まあ〜世に言う水上飛行機。主な任務は観測、観測と言っても天気予報をするためではない。



 勿論、天候の観測もするにはするが、まずは戦艦なり巡洋艦から発進し、敵艦隊の捜索、発見した場合敵の位置、方位、速度等の情報をより早く収集し連絡する。




 もし砲撃戦になったら着弾点の確認等、艦体の目となり耳となって働く、場合によるが、敵機に遭遇したら戦闘すら行う。それと対潜哨戒、ようするに潜水艦探し、これも重要なお役目なのだ。



 何れも艦上のカタパルトで発射するから、たぶんジェットコースターの何倍もの“G”がかかるし、かなりの緊張ものだったと思うよ。




 ココまでは艦体での主な任務、それとは別にもう1つ、水上飛行機の利点を生かした水上基地。要するに、島影に隠れた水上飛行機の基地のことなのだ。これはかなり有効だったようだ。




 なにせ滑走路がいらない、だから適当な場所を点々とできる。モデラーならご存知だと思うが、旧帝国海軍には二式水戦なる世界的にもまれで優れものの水上戦闘機を持っていた。




 ということでゼロ観と二式水戦のコンビでいろいろやらかした。これが前に述べたエピソードなのだ。炬燵(コタツ)に入って湯豆腐、降る雪を見ながらの熱燗。
うとうとうとうと・・・・・・




 キットキットキットキット、寝ちゃーいられないキットの話。ご存知タミヤ社製、往年のモデラーは懐かしさと発売当時の衝撃を未だ彷彿とさせてくれる栄光のキットに違いない。



 小生もこのシリーズはすぐ買ったことを記憶している。「でも1/50なんて今ないじゃん。それに今は1/48がグローバルスタンダードじゃん」、若いモデラーから言われそうだ。



 おじさんだって「なんだと若造、そのグローブがガソリンスタンドって、う〜ん、分かんね〜な」どうもだらしがない。最近の言葉には付いて行けない。ただ、スケールの話をすると長くなるが、昔はもっと半端なスケール物がいっぱいあったのだ。




 実はこのキット、物置の隅っこに有ったせいで雨漏りの犠牲になり、箱が腐ってしまった。だからさっさと作ることにした。当然デカールも同様である。しかし、キットそのものに何ら影響が見られない、しかも20年近い年月にもかかわらずだ。



 幸いなのは、直射日光を浴びなかったこと、風通しが良かったことだろうか、さてさて埃と砂で汚れた袋を開けて中から取り出だしたパーツはきれいなものだった。いざいざ勝負勝負………。





水上飛行機の中の水上飛行機
     




  次項に続く→



   



  
インデックスページ