掲載機の概要と製作雑記 




米国陸軍機
P47D型サンダーボルト“レザーバック”



データ

エンジン P&W R−2800−63/59型

推力 2,000馬力 ×1

最大速度/高度 690km/9,140m

航続距離/時速 1,340km/−−−−m

乗  員 1名
ハセガワ社製 1/48




         

      制 作 雑 記  <プロローグ>

 先日、友人と呑みに行った時のこと、時間がやや早かったせいか客もまばらでいい感じだった。店の兄ちゃんに促され指差す席(靴を脱いで上がる畳席)に目を遣る。



 ご存知居酒屋の畳席は1人のスペースがかなり狭い、私と友人はどちらかといえば体格が良い方だ。指された席の隣の席で既に若い衆2人が来ていた。



 見るからに学生さん、しかも最近流行の風体だ。手を後ろに突いて大盛り上がり、ダウン・ジャケットが私たちの席に脱ぎ捨てられている。




 あっ、嫌だなと怯む(最近の若い人は、何か気に入らない事が有ればキレタだのといって、殴る・蹴るの騒ぎになると聞いているから・・・・・・・?)勇気を出して「失敬」と一言、緊張が走る。



 友人の顔もこわばっているし、何か嫌な空気がその場を支配した。一瞬時間が止まったような、そのようなこと無いですか?その時声が・・・・・・・・・!!


 ス・ミ・マ・セ・ン 言うが早いかダウンをくるくるくると丸め、お膳の下に入れ、そしてサァッと腰を引いて、姿勢を良くしてスペースを大きく開けてくれた。それは一瞬の素早さであった。その後もスミマセンを連発、こちらが恐縮して申し訳なく思った。



 詰まらない事を思った。冷静になれば分かりそうなものだ。猛省である。先入観念に囚われては行けない。ものごとすべからく白紙で見なさい。



馬には乗ってみよ人には添うてみよ。何度となくい言い、いわれて幾星霜だ。ぜんぜん身に付いていない。お馬鹿である。後日、件の友人から一杯誘いのメールが入っていた。その終わりに「親分へ」だって、これはどういう意味か悩んでいる。



 今度も模型とは関係無いところから始まってしまった。今回はリパブリックP47Dサンダーボルト“レザーバック”である。



 例によって直訳、“雷電、”どっかの国にもそのような飛行機が有ったような、レザーバックは米国南部産の背中が尖った半野生豚だって。雷電の半野生豚、物凄い名前だけど名は体を現した。



 昔、レベル社1/72シリーズの箱絵がとにかく迫力があって格好良かったように記憶する。確か今将に、物凄い爆音を轟かせ離陸せんとするところを正面下から描いていたような。思わず知恵の足りない子は手を出してしまいそうな絵であった。



 小生もまた当然、知恵の足りない子なのだが、それに輪を掛けてお金が足りない子でもあった。そんなわけで、果たして買ったかどうだか良く覚えていない。やはり知恵の足りない子が大きくなっただけなのだ。



 次にこの飛行機と係わったのは、モノグラム<span lang=EN-US>1/48シリーズ同じくD型だ。但し、水滴キャノピータイプ。前のレベル社1/72シリーズもD型で水滴キャノピータイプだと記憶している。



 古い話なので、記憶のかすれ、擦り切れ、入れ違いはご勘弁。だからこれで三回目の御対面なのだ。但し、今度はハセガワさんのキットということになる。



 制作の話の前にちょっとだけ、実機の話をさせてちょうだい。スゴイ、とにかく凄い飛行機だ。これがアメリカだと駄目を押した感じ、極端に言って日独両国は、この飛行機にやられたと言いたくなるくらい凄い。特にN型に至っては、もぅお化け。速度、航続距離、火力、三拍子揃って言うことなしだ。



 まず最高速、高度9,760mで757h/Kmも出している。しかも航続距離(最大)3,220Km、兵装は12.7mm機銃×8丁と12.5cm(5in)ロケット弾×10本、1,000lb爆弾×2個だって。



 機体の大きさはもう、帝国陸軍の双発機並みの大きさだ。ただただ、感心する。生産数15,683機これでもかって、米国という国の底力だ。




 あんまり細かいことはいいたくないから、後は大日本絵画社発行の「エアロディテール14、リパブリックP47サンダーボルト」をお買い求めになり、とくと読まれよ。



 このN型、日本がギブアップするちょっと前の時点で、既に沖縄に集結中だったとか。この時、この飛行機に太刀打ちできる日本機は、皆無だといえる。




 爆撃機なら多少速度が遅いから少しは絡み付く事もできただろうが、この飛行機には絶対無理。呆れるのは本土決戦を真剣に考えていたこと。



 歴史を遡及するのは愚かだが、恐らく大量導入されたであろうこの飛行機に、日本列島そのものが穴だらけにされたと思われる。



 さてキットについて、ハセガワさんのなので、まあまあ良くできている。ただ細かい点でいろいろとあった。だが小生、模型評論するつもりは微塵もない、あくまで制作雑記なので作っていく中で起こった事象や感想を語るのだ。



 実機に付いても然り、細かいことはいわない。それは各自がいろいろな事を考えたり、思い描いたりして調べた上で、制作に着手されているだろうから。



 それにいまさら不勉強な小生がごちゃごちゃ御託を並べても、その道のオーソリティーにかなわないし喧嘩を仕掛けるつもりも無い。



 モデラー各位がそれぞれの感性と思い入れと若干の自虐性を満足されるほうが、大切だからということで、キットの話に戻します。









やっぱりアメリカの雷電は巨大だ


機体からパワーがみなぎっている“タフマン”だ       何処となくセバスキーの面影を残している




  次項に続く→



   



  
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