掲載機の概要と製作雑記 


米国陸軍機
コンソリデーデッド B24J型 爆撃機  “リベレーター”


 

データ

エンジン R-1830-65×4

離昇出力 1,200馬力 ×4

最大速度/高度 475Km/7,620m

航続距離/時速 3,380Km/−−−Km

乗  員 10名

MINICRAFT MODELKITS社製 1/72




制 作 雑 記
平成15年12月中旬 


プロローグ


  大分、遅くなって年末になったけど、阪神タイガース優勝おめでとう。18年ぶりだそうで、何はともあれ良いことだ。そして、日本シリーズはダイエーが勝ち、王さんが福岡ドームで胴上げされた。秋という季節も手伝って、少なからずセンチメンタルになる。一方、星野さんのうしろ姿が感動を与えた。なんとも良かった。またまた、センチメンタルである。最近は涙腺が大分弱くなった。

  小生は特別濃厚な野球ファンではないが、神宮球場や東京ドームによく足を運ぶ。別に、野球場相手に商売している出入りの業者ではなく、野球を見に行くのが好きなのだ。やっぱり、野球は球場に行って見るのが最高なのだ。夏の夕方、まだ日が暮れていない薄暮に、ビールを呑みながらの観戦は、他に喩えようがない。

  特に、神宮球場が好きである。ヤクルトファンでもあるが、こじんまりしていて内野席とグラウンドが近く、ミットの捕球音や打球の音が何とも好い。「通は外野だろう?」と何処からか聞こえてきそうだが、ラッパや太鼓の音がどうも・・・・・・なのである。特に巨人や阪神戦はラッパや太鼓の音が“異様にうるさい”ので敬遠なのだ。もっぱら、ベイスターズや中日、広島戦となる。

  東京ドームだと日ハム対ロッテ、ダイエー、西武、
西武戦はちょっとうるさい。応援している球団、セ・リーグはヤクルト・スワローズ、パ・リーグは西武・ライオンズで、大リーグだとモントリオール・エキスポズである。木製バット独特の乾いた音が、一時は大きな音で響いた時、「あッこれはホームランだ!!」と音だけでも分かってしう。最近、大リーグの中継をBS放送が頻繁にやっているので見る機会が増えて、お気付きの方もあろうかと思うが大リーグではラッパや太鼓の大騒ぎはしない。皆さん思い思いに観戦している。

  一度、考えてもらいたい。140〜50km代の直球を上手に捕球すると凄い音がする。勿論、バットの音も同様で、痛烈なヒットやホームランになった時の音は、将に快音と言うにふさわしい。胸がすく心地よさがある。その音を聞くだけでも、お金を払った価値が有ると思うのだ。そう〜、音も料金の内と考えるべきである。そのように考えると、ラッパや太鼓を叩いて応援している巨人や阪神ファンは、考え様に因ってはその分損をしていることになる。

  阪神ファンの何人が、井川や伊良部の速球を捕球する音を聞いてるんだろうか??根っからの野球好きでもない小生が、こんなことを言うのも変だけどね。


  海外で野球場に行く機会は、余程の野球好きでもない限り無いと思う、小生はモントリオールで、“大リーグ”エキスポズの試合、敢えて大リーグを強調してしまった。(今年は大家が頑張った“うれしい〜〜”)観戦したことがある。まぁ〜、それ以来のファンなんだけどね。

 もっとも、その当時のエキスポズは野球場ではなく、オリンピックスタジアムで試合をしていた。しかもオリンピックが終わって随分経っているのに、スタジアムは完成もせず黄色く塗られたクレーンのタワーが立っているのである。それでも5月初旬の午後、生まれたてほやほやの春の光を浴びながら、ホットドックやハンバーガーを頬張ったり、指笛や野次を飛ばしたり、名物ピーナッツ売りのスロー&キャッチに歓声を上げながら、見ていたことを今でも鮮明に思い出す。

  どうも小生は球技というのが上手くない。だから見て楽しんでいるのかもしれないが、まぁ〜スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋と活動するのにいい季節だ。各々の秋唐ン〜〜つけた〜〜〜♪


コンソレデーテッド B24J型 “リベレーター”

  ハイ、ハイ、ハイ、ハイ、今回は大変だった、久々の大物だ。兎に角大きかったということで、コンソレデーテッドB24J型“リベレーター” (以後B24と言う)、高翼四発重(戦略)爆撃機だ。やっぱりB24というと、主翼と主脚が特徴的でもあるよね〜。太くて見るからに頑丈そうな主脚と何時見ても「〜〜主翼が」なのだ。

  では、最初に“リベレーター”の意味から行こう。綴りは“LIBERATOR”勿論、英語である。意味は、解放者とか民族の解放者というんだそうだ。まぁ〜〜、一兵器としては随分大袈裟な名前だが、ある意味米国らしい命名かもしれない。そういうことで、米国が誇る戦略爆撃機の草分けの双璧なのだ。もう片方は言わずもがのB17で、どっちかと言うとこっちの方が有名なのだ。B24はチョッと影が薄い。まして日本に限って言えば、知名度は殆どないと言っても言い過ぎでにはないだろう。なにせ、B29という超大物が控えている。兎に角、日本では翳んでしまっているこのB24だけど、太平洋戦線では有名機だった。

  因みに、ヨーロッパ戦線での大編隊昼間爆撃シーンを見ていると、B17が多いんだけどね。たまたま、昔CBSが制作したドキュメント番組で、第二次世界大戦の戦闘シーンのフィルムばかりをつなげて、シリーズ別にまとめたものを深夜番組で、どこの放送局か忘れてしまったが放映していた。その中に、プロエスティ製油所爆撃行の巻があって、後に伊太利に足掛かりができるとB17との混成部隊になるが、その巻ではB24の独壇場と言えるものであった。

  何と、飛行場を飛び立った後、恐らく北アフリカの砂漠と思しきところをあのB24が、高度20mも取らないで飛行しているのだ。四発爆撃機がだ〜〜。番組の解説によると、敵に発見されないようにとのことだったが、超低空をそのまま続けて地中海、ギリシャ、アルバニアの横を飛んでユーゴスラビア、そしてルーマニアへと飛んだんそうだ。但し、そのシーンはぜんぜん無いんだけどね。

  まぁ〜、最初のプロエスティ製油所爆撃行ということで、フィルムに納めたのだろう。“初物には注意しろ”の言い習わし通り、起きてはいけないことが起きてしまった。進路誤り事件が起きてしまったのだ。先導機の事故という不運が原因で、進路誤りを起こした一部の部隊が、有ろうことかブカレスト上空に侵入してしまったのだ。遅まきながら進路誤りに気付き、ブカレストからプロエスティに向うが、ブカレストを防空する独逸国空軍の知るところとなり、独逸国空軍機と壮絶を極める戦闘となった。そのシーンは、実戦の凄さを感じさせるに充分なのだ。この歴史に残る進路誤り爆撃行で、投入されたB24の1/3を失った米国陸軍航空隊は、その後この方面で8ヶ月間作戦行動不能に陥ってしまったと言っていた。

  一方、太平洋及び中国戦線では、先ほども書いたが有名機なのである。当然というかB24にとって最大のセールポイントは、その航続距離にある。太平洋戦線の場合は島嶼戦が多く目標までの距離が遠く独立した島に対し、爆撃を加えるという性格上、長距離飛行が可能で携行弾数の多い爆撃機という結論に達する。

 別に、双発爆撃機が駄目であるということではない。現にニューギニアやフィリピンなどでは、B25やA20も使用していたし、中国戦線ではB24とB25が主に使われ、日本陸海軍の飛行場や船舶・鉄橋などの爆撃で多くの成果を上げている。また、東南アジア地域では、都市に対する爆撃でも港湾や現地司令部と思しき建物及び飛行場など、まとまった爆撃目標が乏しいので ヨーロッパ戦線のように、大量反復投入という訳には行かないのである。せいぜい5機とか10機の単位であった。そのような状況の下、派手さはないが確実にその本領をB24は発揮していた。

  実はこのB24J型、小生の兄からのリクエストなのだ。今年の夏、兄と新幹線で京都に向っている車中でのこと。何時も世話になっていてなどと話している時、「じゃ〜〜、何か作ってプレゼントするよ。」ということになった。小生が何が好い?何でも好いよ!!といったら、「リベレーター」と兄、何リベレーターなの?リベレーターってB24だよB17じゃないの?間違ってない?と小生が再度聞き直す。すると兄が「リベレーターがいいんだよリベレーター」と言う。

  小生、困惑と混濁の渦中を彷徨った「う〜んん、んん、リベレーターって、あの主翼が細長くて高翼の胎ボテで、D型は最前部が、ゴンドラの双尾翼 (垂直)の・・・・・・・・・・・・・」兄は、その言葉を打ち消すように「いいんだよリベレーターで!!」。「お前知ってんだろう?」兄、「んんんん勿論!!知ってるけど」小生、兄貴からそんなリクエストが出るとは思わなかったからさ〜〜。などなど、会話は続いて行った。そんなこんなで、兄さんへのプレゼント用に作制することになった。さ〜大変だぞ!!場所が無いよ場所が・・・・・・・?


 【 制 作 履 歴

 ということで、これはもう当然レベル社さんの1/72シリーズである。B24D型を一機、同じ機体で海軍仕様(中身はぜんぜん変わらない)PB4Y-1を一機の都合二機も作っているのだ。どうだ凄いだろう。日本で一番作っているかも知れないぞ!!まぁ〜これは冗談として、小生はB24の大ファンなのである。なんと言うか、マッコウ鯨のようで決して美形では無いけど、どこか安心できる雰囲気を持っている。

  そして、オールドファンにはなじみ深いと思うけど、レベル社から発売されていたB24D型のキットなんだけど、プラスティックの色が何とも茶がかった緑と表現すればいいのか、グンゼカラーで言うとカーキーの色に近い色で、これが何とも言えな良い色なのよ。一方、PB4Y1は濃い青で、紺ではなかったがこれも良い色だったな〜〜。

 但し、リベットだらけで凄いんだけどね。まぁ〜そういう訳で、探しても市場在庫は皆無だろうし、レベル社のは既に絶版になっている。後とはというと旧モノグラム社製で、今はプロモデル社だかレベル社だか忘れたけれど、兎に角1/48のが有るだけかと思い、それじゃ1/48で行くかな?でもな〜〜、できあがるとウイングスパンが1mにもなろうかという代物だしな〜〜、と思案していた。

  そこで、地球堂のご主人に相談したところ、1/48以外だったら、今は“MINICRAFT MODEL KITS”という韓国の会社のしかないですよ〜〜とのことだ。小生としては1/48でと考えつつ、これは置き場所の問題もあるので兄に電話した。

 回答は、「1mにもなったら置く場所なんか有るわけないだろう!!」とのことなのだ。そこで、今回はMINICRAFT
MODEL KITS社製の1/72キットに決定したが、これもウイングスパンが、40cmにならんとする大きさなのである。

  ともあれ、これでB24は3機目だぞ。さてそれでは始めるとするかぁな〜。嗚呼〜“しんど”バットだ〜〜。

上面全体景       斜め正面

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