掲載機の概要と製作雑記 



旧日本帝国海軍機
九九式艦上爆撃機 11型(D3A1)



データ

エンジン 金星44型

離昇出力 1,000馬力 ×1

最大速度/高度 382Km/3,000m

航続距離/時速 1,470Km296Km

乗  員 2 名
フジミ社製 1/48



            制 作 雑 記 <プロローグ>



  甘き転寝に身を委ね、まどろみの快楽に耽る季節なのか、先日散歩も兼ねて電車とバスを乗り継ぎ、桜を見に行った。今年は咲くのが早いようで、昨年も同じ時期、同じ所でお花見をしたのだが、今年のほうが暖かく花は散り始めていた。



  春は、日々生命の強さを眩しいまでに見せつけ、乱舞する桜花の哀しさと潔さに抗することもできず、押しつぶされる。陽炎の揺らめきは、磯酔いに似た眩暈、草木の匂いに胸の痛みを覚える。もはや、歩みもままならず、地を這いひたすら夜の帳が落ちるのを待つ。息苦しいだけの春。



  いっそ北風に立ち向かい、木々の乾ききった枝音や不気味に唸る電線の音を聞きながら、夕暮れの曲がりくねった道を誰と行き交うことも無く、ただ、月と星を友とするほうがどれほど良いか、生々しくも蠢く春。



  花粉症も一段落し、つかの間の開放感と言いたいが、何故か余り好きになれない。おおよそ3月の始めから4月の終わり位いまでを春と言うのか。その後、5月(皐月)の一ヶ月程が小生にとって救いの季節と言えるのだ。薫風爽やかな朝風に・・・・・・・・・・・・・・・・・・。



  さてさてそれでは、今回のキット九九式艦上爆撃機11型(D3A1)なのだが、どうなることやらパチパチパチ始まり始まり・・・・。




  まずはアイテムの紹介から、通称九九艦爆または99式艦爆でお分かりだろうが、紀元2600年(昭和15年)を0とし、その前年、旧帝国海軍に正式採用された艦上爆撃機のことである。



  艦上だから一応航空母艦から発進し、目標物に爆弾を投下して来るのが仕事なのだ。問題は、目標物が概ね洋上を航行する船舶が対象になる場合が多いことだろう。




  従って、正確に目標物を破壊するためには、極力近づいて爆弾を投下したい。しかし、近づけば敵艦の対空砲火にたちまち撃墜されてしまう。



  だからおいそれと近づけない。じゃぁ〜どうするの遠くで眺めているの?そういう訳にも行かないからどうしようか??それじゃぁ〜真上から、まっ逆さまに突っ込んで適当に爆弾を放して、後はわき目も振らず一目散に逃げちゃう。




  要するに急降下して爆撃する。これは必然といえば必然なのだ。但し、リスクも大きい。とにかくまっ逆さまに降下するのだから、その間、集中砲火を浴びることは覚悟するしかない。



 もう一つ、急降下したら機体をどこかで立て直さなければならない。タイミングを間違えたら機体もろとも敵艦に激突するか、起こしきれず海にドボ〜ンで一巻の終わりだ。



  そこで急降下のときに、主翼に取り付けた薄い板を立て、なるべくゆっくり降下するようエアーブレーキなるものを考案した(その分被弾率は増す)。



  九九艦爆のように艦上爆撃機ではないが、ユンカースJu87スツーカ爆撃機がその考えの基、製作されたと言えるだろう。しかし急降下爆撃機でも、米国の方法はその考えを異にした。




  九九艦爆やスツーカ爆撃機は、エアーブレーキと主脚を急降下時、抵抗として利用したが、米国のダグラスSBDドートレス爆撃機は、主脚を翼内に収納し、エアーブレーキは使用せず、フラップで対応した。




  しかしテストの結果、急降下時に縦の振動(バフェッティング)が発生したため、フラップに小さな穴を開けることで縦の振動は解決、機体の安定は保たれ、フラップを上下に大きく開く方法で、エアーブレーキと主脚の果たしていた役割をそれに変えるところとしたのだ。



本来ならば空母の飛行甲板に置くべきか?
   






  
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