TOPへ Indexへ



風刊
PLAMOLUMN



ブログでは書かない雑感を写真や動画など交えて書きます。

第三回は、拘りと割切りがどうにもならない時があるを考える。

Mig21C フィッシュベッド 
ハセガワ社製 1/72
エジプト空軍所属

プラモデルというやつは厄介な存在で、作っている時の感覚とでき上がってからの感覚が全く違うのだ。
そこで今回は、拘りと割切りに付いて考えているがその大きな拘りに挑戦してみた。

 第二回では拘りと割切りをだらだらと始めた分けだけど、それがだんだん膨らんで第三回は遂に当初考えもしなかったキャノピーの改造までやってしまった。そして、その顛末や如何に??しかし、問題を膨らますとやる事が増えて際限がなくなる、この辺で止めたいが〜〜なのだ〜〜〜。

今回はキャノピーに拘った〜〜の巻なのだ。

説明書の書込みと挿絵
そもそも解説書にいささか引っ掛かりを感じた。
何、透明部分??透明?東名?
このキットのキャノピー後部に透明部分など無い!!


 写真の赤丸でも示したように透明部分が胴体と同じプラである。これはどう考えても許せん。という強い意思で改造に取り組んだ。

Mig21のコックピットの後部
リューターとヤスリを使って削って切って整形、説明書の挿絵が言いたい事と同じ状態にした。
 強い意志などと言っているが、本当に上手くいくのかチョッと不安であるが始めると言った以上やるしかないだろう。という事でまず最初に削るべき部分を鉛筆などで下書し、その部分をリューターで大まかに削ると言うより、穴を明けるという感じなのだ。

 その大まかに開けた穴をデザインナイフと鑢を使って徐々に整形していくと写真のようになる。一通りの作業が終わって一段落したところだ。ツール類は後で紹介する。

嵌込み用のアクリル
 こういう時の為にアクリル棒(500×10×10)を用意しておいた。因みにその昔“TOKYU HANDS”で購入したもので、購入した時はチョッと長くない〜〜などと思ったものだが、改造などにちょこちょこ使っている内に今や300oくらいになっているところを見ると重宝しているようだ。

 その棒をプラ鋸でゴリゴリと切るが、このアクリルという奴は堅い上に粘性があるので切るのに少し往生する。切る時は嵌込む部分の幅と角度を見ながら少し大きめに切ったものを鑢とペーパーで調整していくのだ。

調整しながらの作業
 上記の続きで調整中のところ、アクリルの下の部分の角度が分かるだろうか?最初にやる事はこの写真のアクリルの下の部分を仕上げる。ここは胴体の中に入ってしまう為この時点で仕上ておかなければならない。

 まず、鑢で大まかに削るが徐々にペーパーの#240→400→600→800→1000くらいまで削る。

削り上がった状態
 四角いままで接着して後でリューターで削ってもいいのだが、一応外側に出る部分を先に削っておいた。これは四角いまま接着し、削るのを失敗した時の被害とショックが甚だ大きいからだ。リューターは便利だがチョッとした力の入れ具合で大惨事になる。

 四角いままという事はそれだけリューターで削る時間が長いという事だ。その中でどんな事態に遭遇するか分からない。ここは、リスクを最小限にの原則に従い大よその形に削ったのだ。

 後ろの部分も同様の手順でこのようになっているが、こちらは少し小さいのでチョッと苦労した。ともあれ、前後二つの透明パーツができ上がり胴体へ接着する。

胴体への接着
 ここでの接着はガッチリとくっ付けておこう。少々の事では動じないくらいたっぷり接着剤を塗って、3日以上放置しておこう。今回の場合は1週間そのままにしておいた。

 この後の荒療治に耐えられるよう万全にしておくのだ。もう一つ、リューターで表面部分を均す前にサインペンで枠のラインを引いておく。これも削り過ぎ防止のためである。

荒療治の始まり
 指で押したり引っ張ったりして確り乾燥したことを確認して、その周囲をマスキングテープを2〜3重に貼って、周りへの被害防止対策をしておく。リューターや鑢の作業はチョッとした力の入れ加減で、あらぬところを削ってしまう事が多々あるので十分の対策を講じておくのだ。

リューターの削り
 リューターは軽く表面を均す程度の使用に止めた。これ以上リューターで何かしようとすると痛い目に遭うのだ。気を付けた積りだが、両脇の一部(マスキングテープの部分)を削っているのが写真でも分かるだろう。

お騒がせのリューター
 先端に付いている鑢の番手は分からないが持っている物の中では、比較的細かい方である。このリューターは、が体が大きいからハンドリングにやや問題があると言える。

 最近のリューターは歯医者さんが使うような細身で性能が良いものがあるので、本当はそっちを使いたい。しかし、長年使っているこのリューターにも愛着があって、二の足を踏んでいるのだ。

リューターから鑢の作業
 いよいよ本格的な荒療治が始まった。マスキングテープを一層強化して鑢でゴリゴリ削っていく。

  要点1.写真でも分かるよう広範囲にマスキングをしておく。
  要点2.鑢で削る時は水を付けながら削る。

 要点1は、分かると思うが周りに被害を及ぼさない処置である。要点2は、鑢に水を付ける事で目詰まり防止になる。それは、鑢の目にプラの削り粉が詰まって削り効果が悪くなるのを水に漬しながら削る事で、摩擦の温度を下げると同時にプラとの間に水が入込んで目詰まりを妨げる効果があるからだと思う。ついでに削った粉が飛び散らないから掃除が楽なのだ。

蝮の鑢三兄弟
 今回使った鑢である。右から粗仕上げで順番に目が細かくなる。因みに右側の鑢の目が詰まっているが、これは以前、展示用の飾り台を作っている時、木目に詰めた砥粉を削った時のものなのだ。

キャノピー後部の仕上がりの状態
 鑢の作業が終わってマスキングテープを剥がした後、ペーパー#240で整形したところ。一応、隙間無く透明パーツが貼り付いていたが念のため透明パーツの接着部分を中心に溶きパテを塗って整形し、その後瞬着を薄く塗って整形した。大きな隙間ができていないので一安心なのだ。

中仕上げに止める
 ペーパー#400〜#1000まで順次磨き上げたのがこの状態、一応ここで止めて仕上げに際して1200〜#3000まで磨き上げる予定なのだ。
凸ラインの復元
 肝心の凸ラインの復元はどうなったのか?と突っ込まれそうですが、ちゃんとやったよ。少し見難いけど色違いが分かるだろうか?この後、諸々作業でキャノピー周りの凸彫が全部削れてしまったのと主翼の前縁部分も削れてしまったのでランナーで復元した。それは出来上がった時にでも見て下さい。

ついでと言っちゃー何ですが
 キャノピーの中が非常に寂しいのでパイロットを乗せる事にしましたぁ〜。見ての通りオレンジ色の憎い奴、飛行服が賑やかなので、コックピットが華やいで良いかなと思ってね。

拘りと割切りはこれで終了
  今回、拘りと割切りに付いて考察してきたが、どこまでどうするかは個人の考え次第なのだ。こうやって遊んでいると言うとやや問題があるかも知れないが、自分の思いをどれだけそのキットに反映するか、できるか、技量と思いのせめぎあいをお気楽に体験させてくれるのがプラモの良さであり楽しさなのだ。従って深刻な問題ではない。

拘りと割切りの考察は今回で終了なのだ。次は1/48の4発大型機を作るろうかな?できるかな〜〜なのだ〜〜。


PAKKY



 
第二回へ 第四回へ blogへ


風刊PLAMOLUMN集


  
メニューへ
Indexへ